ティーバッグで本格的な味わいが楽しめる人気の紅茶ブランド「トワイニング」。
その中でも定番5つが入った「トワイニング THE BEST5(ザ・ベストファイブ)」は、スーパーで手軽に手に入り、いろんな味を試せるおすすめのアソートパックです。
今回はこの「トワイニングベスト5」に入っている5種類の紅茶を、徹底飲み比べしてみました!
味わいの特徴やおいしい飲み方、合うお菓子についてもくわしく紹介します。
トワイニング ザ・ベスト5について
トワイニングは、1706年ロンドンに創業した紅茶ブランド。日本では片岡物産が代理店になっています。
「トワイニング ザ・ベストファイブ」に入っているのは、トワイニングの中でも人気の5種類の銘柄(ブレンド)です。
- アールグレイ
- レディグレイ
- ダージリン
- プリンスオブウェールズ
- セイロン オレンジペコ
▼箱にはそれぞれの紅茶の説明が書かれています。抽出時間が種類によって違うんですね。
▼トワイニングの歴史についても。
▼5種類が4つずつ入った、20袋入り。同じ種類で束になっています。
値段は公式サイトの販売価格で497円(税込)です。
小売店ではもうちょっと安く売ってたりしますね。私は近所のスーパーで、398円(税別)で購入しました。
トワイニング ベスト5 それぞれの味を解説
ベスト5に入っている5つの紅茶をそれぞれ淹れて飲んでみました。
味や香りの特徴、おすすめの飲み方や合わせやすいお菓子についても紹介します。
アールグレイ
アールグレイは、トワイニングの中でもいちばん定番のブレンド。
ベルガモットという柑橘系フルーツの香りを付けた”フレーバーティー”です。
名前の由来については諸説ありますが、イギリスの政治家「2代目グレイ伯爵」にちなんでいるとのこと。
トワイニングのアールグレイティーバッグは、抽出時間1分。かなり短めですね。
箱に書いてあるとおり、熱湯140mlで抽出してみました。
抽出方法は、一度カップをお湯で温め、お湯を注いでからティーバッグを入れてソーサーで蓋をして蒸らしています。
飲む前から、ベルガモットの爽やかな香りがフワリと漂ってきます。
口に含むとその香りがさらに広がる〜。ちょっと化粧品っぽいような甘い香りもしますね。
味はというと、口の中がきゅっと引き締まるような渋みと苦みが。
とはいえ1分抽出だとそんなに濃くなくて、「香りが主体」の紅茶といった印象です。
普段アールグレイをよく飲む人なら好きな香りだと思います。(味はちょっと苦み強めだな、と感じましたが)
アールグレイは万能なので、アイスティーにするもよし、濃く淹れてミルクティーにするもよし、いろんな飲み方ができそう。食べ物も比較的なんでも合わせやすいですよ♪
- とくに合うお菓子:焼き菓子、酸味強めのビターチョコレート、など
レディグレイ
レディグレイは、アールグレイにレモンピールやオレンジピールを加えた香り高いフレーバーティー。
これもトワイニングの定番かつ人気のブレンドですね。
名前はアールグレイの由来となった「2代目グレイ伯爵」の妻、グレイ夫人からきています。
抽出時間は1分30秒。アールグレイよりちょっと長めです。
こちらも同じ要領で淹れてみました。
香りはアールグレイに似てますが、さらに柑橘系の爽やかなフレーバーが加わってます。
アールグレイ特有のベルガモットの香りはすこし抑えられていて、レモンやオレンジが引き立ってフルーティーな感じ。
味もアールグレイと似てるけど、こっちの方が少しまろやかかも。
柑橘系の香りが好きな人におすすめです!これはアイスティーにしても良さそう。
- とくに合うお菓子:フルーツ系の生ケーキ
ダージリン
言わずとしれた紅茶の代表格「ダージリン」。
インドの高地、ダージリン地方で作られる紅茶です。
「アールグレイ」「レディグレイ」はブレンドの名前でしたが、「ダージリン」は産地の名前ですよ♪
抽出時間は2分でした。
ダージリンらしい、マスカットのような香り(マスカテルフレーバー)をほのかに感じます。
味は渋みがしっかり。「繊細な渋み」と書いてありましたがけっこうガツンと来ましたぞ。
ダージリン好きとしては、イマイチ上品さに欠けるというか惜しい感じの味でした…。
もっとおいしいダージリンはあるんだ…!と叫びたい。まぁダージリンは高価なので、仕方ない部分もありますが。
飲み方はストレートがおすすめです。
- とくに合うお菓子:スコーン、カステラ
ちなみにBEST5のティーバッグは、それぞれ単体の箱入りもあります。(リーフ缶入りもあります)
ただしこのダージリンは2018年現在、単品販売を休止しています。2017年の茶園ストライキの影響かと思われます。
セイロン オレンジペコ
「セイロン」とは、スリランカの昔の呼び名。スリランカでとれた紅茶のことを「セイロンティー」と呼びます。
そして「オレンジペコ(ペコー)」とは、茶葉の等級の名前です。OPと略されたりもしますね。
厳密には、新芽の下にある2番目の葉っぱのことをオレンジペコーと呼びます。かなり上質な茶葉です。
オレンジペコは、決して”オレンジの香りがする紅茶”ではないのです。←ここポイント
けっこう勘違いしてる人も多いんですよね。私も昔はオレンジのフレーバーティーだと思ってました。
由来は「茶液がきれいなオレンジ色だから」ということらしいです。ちょっと紛らわしい(笑)
話を戻して…。トワイニングのセイロン オレンジペコは「スリランカ産の上質な茶葉を使った紅茶」ってことですよヽ(=´▽`=)ノ
抽出時間は1分30秒。
水色を見ると「たしかにオレンジだ…!」って思いますね。他と比べても、かなり明るく鮮やかな色合い。
オーソドックスな紅茶といった香りと味で、クセがなくておいしいです。
渋みが穏やかなので誰にでも飲みやすいと思います。
紅茶飲もう、って思ったらとりあえずこれ淹れとけば正解!みたいな、安定感のある味わいです。
飲み方は、ストレートはもちろんミルクもいけますよ。
- とくに合うお菓子:バターを使った焼き菓子など
プリンスオブウェールズ
「プリンスオブウェールズ」は、英国王太子・エドワード8世のために考案された紅茶のブレンド。
この名前を付けることを初めて許されたのが、トワイニング社なんだとか。
茶葉のベースは中国、キームンのもの。ランの花を思わせる香りが特徴で「紅茶のコニャック」とも言われています。
ストレートでスコーンと合わせるのが本場英国流。
抽出時間は2分です。
淹れてみると、茶液がかなり黒っぽい。キームンはこんな感じの色が多いですね。
口に入れるとスモーキーな香りが特徴的です。
スモーキー、と言ってもクセが強すぎるわけではなく、ハチミツのような甘く深みのある香り。
味わいはマイルドなのにコクがあって、これはイケる!
初めて飲んだのですが、個人的にかなり気に入りました。
スコーンはもちろん、この甘い風味はチョコレートや栗のお菓子なんかも合いそうだなぁ。
そして本場流に逆らって、ミルクティーにもしてみたい味です。
- とくに合うお菓子:スコーン、ガトーショコラ
トワイニングのBEST5、おすすめランキング
今回、トワイニングベストファイブを一度に飲み比べてみて、私がとくにおすすめしたい紅茶は…
1位 プリンスオブウェールズ
2位 セイロン オレンジペコ
3位 レディグレイ
の順です!
独特な味わいの「プリンスオブウェールズ」はぜひ一度飲んでみてほしい。
オーソドックスな「セイロン オレンジペコ」や、香り高い「レディグレイ」もおすすめです。
もちろん他の2つもおいしいですが、個人的ベスト3はこの三つですね♪
家で紅茶を楽しむ際の参考になればうれしいです(*^^*)
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